アイスランド、火山噴火の可能性 今後数日以内にも

アイスランド気象庁

アイスランド国家安全保障局は、アイスランド南西部にある有名な温泉施設ブルーラグーンとグリンダビークの間に位置するソルビョルン山の北西で火山噴火の可能性があるとして注意を呼びかけている。

最悪の場合、ブルーラグーンに被害が及ぶほか、隣接する地熱発電所が被害を受けた場合、近隣都市への電力や温水供給などに重大な問題が発生する可能性があり、観光客を含む周辺地域住民の生命や国民生活に重大な影響を及ぼす事態に発展する可能性があるという。

アイスランド気象庁は、今後数日以内に噴火する可能性が高いと予測している。当局は最上級の緊急フェーズに指定しており、グリンダビーク市の住民に避難命令を発出している。現段階で航空便への影響はない。ブルーラグーンは一時的に閉鎖されている。