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「白タク」斡旋、アゴダでも 外資系OTA3社目、初心者マーク付け送迎【独自】
Agoda Companyが運営する旅行予約サイト「Agoda(アゴダ)」でも、国内で違法状態で旅客を輸送する、いわゆる「白タク」の手配を斡旋していることがわかった。
外資系オンライン旅行会社(OTA)による、「白タク」の斡旋が明らかになったのは、ブッキング・ドットコム、Klook(クルック)に次いで3社目。
Agoda Companyは、ブッキング・ドットコムを運営するブッキング・ホールディングス傘下のオンライン旅行会社。本社はシンガポールにある。本誌編集部は事実確認のため、アゴダの広報代理店担当者、パルテノンジャパンのアレン・パーカー氏に対し、2回にわたって期日を設定して質問を送付しているものの、現段階で質問への回答どころか、返信すらない状況だ。
「Elife Limo」が提供元の配車を依頼した。Elife Limoはブッキング・ドットコムの空港送迎タクシー検索でもヒットしたサービス会社で、検索すると日本語表記こそないものの、公式サイト(https://elifelimo.com/)があり日本でも営業しているという説明もある。
しかし、アゴダでの配車も、空港で待っていたのはやはり白ナンバー。しかも初心者マークを付けた状態だった。合法的な旅客運送や海外のライドシェアサービスでも、免許取り立ての初心者がその職に就くことはまずあり得ない。安全性に疑問を感じる乗車だった。
これまでに「白タク」の手配を斡旋していることが明らかになった3社のドライバーは、会話の感じからすべて外国語がネイティブと思われる人だった。特にアゴダのElife Limoで配車されたドライバーは日本語があまり得意ではないようで、待ち合わせまでのメッセージのやりとりは中国語か英語。車中でもあまり会話はできなかった。
ライドシェア解禁に向けた動きが活発化しているが、監督省庁がこういった違法と思われるサービスを厳しく取り締まらないと、ライドシェア解禁後はさらなる混乱が危惧されるため、今後の動向に注目したい。