ニューパシフィック航空、クラウドファンディングによる出資受け入れを断念

ニューパシフィック航空

ニューパシフィック航空(旧ノーザンパシフィック航空)は、一般投資家からの株式投資型クラウドファンディングによる出資受け入れを断念した。

2022年6月からWefunderを通じて、一般投資家から資金を募る株式投資型クラウドファンディングを行っていた。最低投資額は100米ドルで、1,000米ドルの出資で同額のフライトバウチャーがもらえるなどの破格の条件で、申し込み額は425万米ドルに及んでいた。

エントリー後に入金する必要があったものの、これまで入金の連絡が行われることなく、一部の申込者にキャンセルの連絡が行われていた。ニューパシフィック航空によると、監査報告上の問題があり、実施ができなくなったという。

ニューパシフィック航空は、アンカレッジを拠点にアジアと全米を結ぶ計画だったものの、ロシア・ウクライナ戦争によるロシア領空通過制限に伴い、現在はアメリカ国内線のみを運航している。2023年9月に、社名をノーザンパシフィック航空から変更した。