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JAL、赤いロゴ描いたエアバスA350-1000初公開 「挑戦のレッド」彷彿、1月24日就航へ
日本航空(JAL)は1月15日、国際線の新機材として導入するエアバスA350-1000型機の初号機(機体記号:JA01WJ)を、羽田空港で公開した。2004年7月に導入されたボーイング777-300ERに代わる、約20年ぶりの新たな国際線フラッグシップとして、1月24日から東京/羽田〜ニューヨーク線で運航を開始する。
A350-1000型機はA350シリーズの長胴型機材で、全長は73.8メートルと、国内線で運航しているA350-900型機よりも約7メートル長い。A350-900型機のメインギアが4輪であるのに対し、A350-1000型機は6輪になっているのが外見の大きな違いと言える。
客室はファーストクラスが6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス155席の4クラス計239席仕様。現在のフラッグシップであるボーイング777-300ER型機と比べ、ビジネスクラスが5席、エコノミークラスが8席多くなる一方、ファーストクラスが2席、プレミアムエコノミークラスが16席少なくなる。
各クラスの座席配列は、ファーストクラスは「1-1-1」配列、ビジネスクラスは「1-2-1」配列、プレミアムエコノミークラスは「2-4-2」、エコノミークラスは「3-3-3」。ファーストクラスとビジネスクラスは、JALとして初めて扉付きの個室タイプとなっている。また、機内エンターテインメント(IFE)は全クラスで4K解像度モニターを導入。Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続できる。
機体はエアバスの工場があるフランス・トゥールーズで現地時間2023年12月11日に引き渡され、同12月14日に日本に向けて空輸。日本時間12月15日午前に羽田空港に到着した。製造時点では通常塗装だったが、日本到着後に「AIRBUS A350-1000」の文字が入ったデカールが機体後方に貼り付けられ、A350-900型機の初号機(機体記号:JA01XJ)にあしらわれている「挑戦のレッド」と呼ばれる特別塗装を彷彿させるデザインとなった。
JALはA350-1000型機を13機発注しており、今年度は3号機まで受領する計画。1月14日には2号機(機体記号:JA02WJ)がトゥールーズから羽田空港に到着し、初号機と格納庫の前で並ぶシーンが見られた。3号機の受領後は、東京/羽田〜ニューヨーク線に加え、東京/羽田〜ダラス/フォートワース線にも投入される予定だ。