ユナイテッド航空、通期業績は予想通り 第1四半期は赤字予想

ユナイテッド航空(ボーイング787-9型機)

ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが発表した、2023年12月期の通期業績は、1株あたりの調整後利益が10.05米ドルと目標を達成した。通期の純利益は26億米ドル、調整後純利益は33億米ドルとなった。

第4四半期の1株あたりの調整後利益は2米ドルで、予想を上回った。上級クラスの収益が前年同期比16%、ベーシックエコノミーも同20%増加した。

ハブとするニューヨーク/ニューアークの発着回数制限などの取り組みにより、四半期の定時到着率は最高を記録した。運航実績やプレミアムサービスに対する嗜好の高まりが利益の押し上げ要因となった。

運航を停止している、79機を保有しているボーイング737-9型機は、2024年第1四半期の生産能力の約8%を占めており、1株あたり0.35〜0.85米ドルの損失を計上する見通し。通期の1株あたり利益は9〜11米ドルを見込んでいる。