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公正取引委員会、大韓航空によるアシアナ航空の株式取得の審査完了
公正取引委員会は、大韓航空によるアシアナ航空の株式取得に関する審査を完了し、排除命令を行わない旨の通知を行った。
大韓航空は2021年1月、公正取引委員会に対して届け出前相談を行った後、審査を受けていた。公正取引委員会は、大韓航空が申し出た措置が講じられることを前提とすれば、「一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなるとはいえない」と判断した。
大韓航空は、札幌/千歳・名古屋/中部・大阪/関西・福岡〜ソウル/仁川線と札幌/千歳・大阪/関西・福岡〜釜山線の7路線の発着枠を譲渡することで、市場シェアの寡占化を是正する。発着枠の譲渡後にも地上サービスなどで支援を行い、譲渡先の競争力を補完する。
大韓航空によるアシアナ航空の株式取得には、14か国・地域で競争法上の審査を完了する必要がある。これにより、日本を含めた12か国で審査が完了し、アメリカと欧州連合(EU)を残すのみとなった。