羽田空港国際線ターミナルでの両替、各銀行を徹底比較 衝撃の”9円差”が判明

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羽田空港国際線ターミナルには、5箇所の両替所、1機の自動両替機と、出国後に3箇所の両替所がある。それぞれレートを調査した結果、通貨によっては9円もの差があることがわかった。特に外貨から日本円を両替する場合のレートの差が大きく、帰国した際には注意が必要だ。

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出国前の非制限エリアには、1階から3階までの各階にみずほ銀行、出発ロビーのAカウンターとBカウンター付近に三井住友銀行、京浜急行の羽田空港国際線ターミナル駅の到着ロビー階にトラベレックスの自動両替機、出発ロビー階にトラベレックスの有人両替所と自動両替機がある。さらに、出国後の制限エリアにはみずほ銀行、SBJ銀行、トラベレックスがある。みずほ銀行は各階全てレートが同じだったので、三井住友銀行、トラベレックス、SBJ銀行を合わせた4箇所を比較したレポートをお送りする。SBJ銀行は出国後のエリアにあり、実際に確認できなかったが、公式ホームページの外貨両替情報を引用した。いずれもクーポンなどを利用しない通常時のレートとなる。なお、トラベレックスの自動両替機と店舗のレート、みずほ銀行の出国前店舗と出国後の自動両替機のレートは後日調査でも同一だった。

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日本円から米ドルでは、三井住友銀行とみずほ銀行がほぼ同じレートで、SBJ銀行が続き、トラベレックスが約2円の差をつけて最も悪いレートだった。

●日本円→米ドル
みずほ銀行(116.01)≒三井住友銀行(116.00)>SBJ銀行(116.45)>トラベレックス(118.31)

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米ドルから日本円では、みずほ銀行が30銭ほどの差をつけて三井住友銀行よりもレートが良く、SBJ銀行が続き、トラベレックスは他3箇所と約9円もの差があった。1,000米ドルの両替では差が約9,000円になり、かなりもったいない。

●米ドル→日本円
みずほ銀行(110.61)>SBJ銀行(110.45)>三井住友銀行(110.30)>トラベレックス(101.29)

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日本円からユーロでは、みずほ銀行がもっとも良いレートで、三井住友銀行に約2円の差をつけていた。日本円とユーロのレートはSBJ銀行は公式ホームページのものなどを比較した。

●日本円→ユーロ
みずほ銀行(128.44)>SBJ銀行(130.41)>三井住友銀行(130.81)>トラベレックス(133.23)

●ユーロ→日本円
みずほ銀行(120.44)>SBJ銀行>トラベレックス(108.96)
※三井住友銀行データなし。

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現在トラベレックスではいくつかの優遇レートキャンペーンを実施中で、通貨によって5万、10万、20万以上の日本円からの両替で優遇されたり、エクスペディアのアプリ画面を見せると、日本円から米ドルへの両替が20銭引きになるというキャンペーンを実施しているが、いずれの優遇レートが適応されても他3箇所のレートには及ばなかった。同様にSBJ銀行などもホームページ上でクーポンを配布しており、利用時には若干のレート差が出ることもある。

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以上のように両替所によってレートの差が大きいので、両替するときは各両替所のレートをこまめにチェックすると良いだろう。特に帰国時など外貨を日本円に戻す際は、特に注意が必要となっている。

最近では、マスターカードが運営する「Cirrus(シーラス)」やVISAが主体の「PLUS(プラス)」のマークを搭載した銀行のキャッシュカードもあり、現地のATMでも現地通貨を引き出すことが出来る。その際にはレートが良いことも多いが、ATMの利用手数料が別途必要となるので、少額の引き出しには向かない。

(2016年3月11日正午〜午後1時調べ)

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