ニュージーランド航空、純利益1億2,900万NZドル　2023年7月〜12月

ニュージーランド航空は、2023年7月〜12月期の決算を発表した。純利益は1億2,900万ニュージーランドドルだった。

国際線の供給量が増加したことにより、旅客収入は31億ニュージーランドドルとなった。中間配当は2セントとした。

9月以降、国内企業や政府機関の需要が軟化しているほか、物価上昇により運航コストが燃油費を除いて約5％増加しており、インフレを反映した価格設定と供給量の見直しを行っている。

プラット＆ホイットニー製エンジンの点検のため、今後少なくとも1年半に渡って、最大5機が常時運航停止になることから、スケジュール変更とリース機により対応する。アメリカの航空会社が中国路線に投入していた機材を、ニュージーランド市場に向けていることによることも逆風となっている。

一方で、定時性とコンタクトセンターの待ち時間を改善させたほか、機内食の充実、機内エンターテインメントやWi-Fiの改善といった顧客満足度向上に向けた取り組みを行い、顧客満足度はコロナ前水準まで回復した。ボーイング787型機の新造機は2025年半ばにも導入し、既存機の改修も順調に進んでいる。

下半期の業績に重大な影響を及ぼすことを警告しているものの、通期業績は税引前利益を2億〜2億4,000万ニュージーランドドルと想定している。

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