スターウッド買収、中国の安邦保険グループらが名乗り マリオットと合併決定後

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スターウッドホテル&リゾートは、3月10日に企業のコンソーシアムから1株あたり76米ドルで普通株式の発行済み全株式を取得する提案を受けたと発表した。3月11日の終値と比較すると、5.5米ドルのプレミアが上乗せされている。

スターウッドは、マリオット・インターナショナル社との合併契約を行ったばかり。現在のところ、その計画には変更ない。マリオットのプレスリリースによると、スターウッドが提案を受けたのは、中国の安邦保険グループ(Anbang Insurance Group)を中心とした企業連合としている。スターウッドのプレスリリースでは企業名は明らかになっていない。スターウッドの買収は、中国の複数の企業が名乗りを上げたものの、マリオットが選定された。中国企業が買収することに対する危機感も囁かれていた。マリオットによる買収額は122億米ドル(約1.5兆円)で、合併後は5,500ホテル以上の110万室を運営することになり、世界最大のホテルチェーンが誕生する見込み。

スターウッドは、約100カ国に展開し、約18万人が働く、世界有数のホテルチェーン。セントレジス、ウェスティン、シェラトン、トリビュートポートフォリオなどのブランドを展開している。

安邦保険グループは、中国の保険業界販売などを行うグループ企業。総資産は8,000億元(約14兆円)で、中国31の省市自治区に3,000以上の店舗を展開。顧客は2,000万人以上、海外に資産会社も保有する。

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