「さんふらわあ かむい」、2025年初頭に大洗~苫小牧航路に投入 命名・進水式を実施

さんふらわあ かむい

商船三井と商船三井さんふらわあは、大洗~苫小牧航路に投入する初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」の命名・進水式を実施した。

商船三井グループとして3隻目となるLNG燃料フェリーで、12月に引き渡しを受け、2025年初頭に深夜便に就航する見通し。2025年には2番船の就航も予定している。これにより、大阪~別府航路の2隻を合わせ、2025年までにLNG燃料フェリーを4隻体制で運航することになる。

内海造船で建造中のLNG燃料フェリー2隻のうち1番船で、北海道を中心にコンビニエンスストア「セイコーマート」を展開するセコマの丸谷智保代表取締役会長が命名した。

デザインコンセプトの「かけがえのない地球と海を守り、受け継いできた伝統と新たに切り開いていく未来を繋ぎながら、人々の暮らしを明るく照らし続けていきます。」という思いから、海と空の美しい「青」をアクセントカラーとし、「夜明けの海」と「新しい時代を照らす光」をイメージしたデザインによって、「新たな未来へ歩みだす船」を表現した。船名は、「アイヌ」への畏敬の念と就航地である「北海道」を連想できることから名付けた。