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駅のホームで、自分で焼いたギョーザを食べたらシンプルに最高だった件【レポート】
味の素冷凍食品は、「幻のホーム」と呼ばれているJR両国駅3番ホーム上で餃子を食べられるイベント「超ギョーザステーション」を4月25日から5月8日まで開催している。自他ともに認めるギョーザ好きである筆者が、ギョーザを焼きに両国駅に“潜入”してきたので、レポートしたい。
超ギョーザステーションとは?
「超ギョーザステーション」は、駅のホームに設置したテーブル上のコンロとフライパンを使って、客が冷凍餃子を焼く、究極のセルフスタイルの店舗だ。初回開催時の2017年に大きな反響を呼び、その後3年連続でオープンしていたが、コロナ禍の影響で“お預け”。今回、満を持して5年ぶりの開催となった。
味の素の冷凍餃子は、製品名としては「ギョーザ」であるので今後その通り表現するが、驚くほど焼くのが簡単だ。そして、同社曰く、2月に実施したリニューアルにより、張りつきにくく、誰でもパリッとジューシーな羽根つき「ギョーザ」が焼けるようになり、「ギョーザ」が焼きあがった時の「感動」をさらに実感できるという。
その「ギョーザ」の「感動」を手っ取り早く味わせてくれるのが、この「ギョーザステーション」であり、5年ぶりのカムバックに際し、パワーアップして「超ギョーザステーション」になったというわけである。
「超ギョーザステーション」、1時間でどれだけ楽しめる?
「超ギョーザステーション」はJR総武線各駅停車・両国駅構内にある。駅構内なので、すなわち駅徒歩0分というアクセス至便さが特徴。
メニューはシンプルに餃子とビールやソフトドリンク等。ライスなどの設定はない。価格設定はギョーザ(12個入り)単品が300円で、ギョーザとドリンクのセットが600円(セットは1人1回限りの注文)。自分で焼くだけあって、非常にリーズナブルな価格設定だ。
1時間でギョーザを焼き、乾杯をして、焼いた餃子を卓上調味料でカスタマイズして食す必要がある。つまり、結構せわしない。入店から退店までの席の時間が1時間であるので、限界まで効率を良くしても、4回~5回ギョーザを焼くのが限界だった。
今回の“潜入”でも、4回ギョーザを焼いたところでタイムアップ。1つのフライパンで24個ギョーザを焼くことができるので、96個を食したことになる。3人で食べたところ、丁度良く満腹になったというところだ。もちろん満腹感には個人差があるけれど、1つのテーブルで3~4人程度が適正人数(最大5名まで着席可)といったところだという印象だった。
3~4人の場合、効率よくギョーザを焼いていかないと、満足できない可能性もあるので、鍋奉行ならぬ、「ギョーザ奉行」がしっかり仕切って焼いていったほうがよさそうだ。
うまくギョーザを焼けるか?→焼ける
いくらアクセスがよくても、いくらやすくても、ギョーザがうまく焼けないようであれば「超ギョーザステーション」に行く価値がない。でもその心配は無用だ。テーブルにあるガイドを読んで、やけどに注意すれば、だれでもきれいにギョーザを焼くことができる。
ふたをして中火で5分→水分を飛ばし羽根をつくるためにふたをあけて1~2分。フライパンのサイズにピッタリの皿が用意されており、写真のようにきれいなギョーザができあがる。あとは特段コメントする必要がないが、個人の好みの卓上調味料をチョイスすれば完璧だ。瓶ビールと一緒に、ぱりぱりの羽根付きギョーザを味わえば、天国だと思う(個人の感想)。
駅のホームというアドバンテージ
駅のホームで食べるということには、単に電車を眺めながらギョーザを食べられるというメリットだけがあるのではない。電車の音や駅を取り巻く環境音をBGMにしながらギョーザを味わえるという非日常要素もある。
それに加え、ホームの長さをしっかり活かしてレイアウトされており各テーブルの間が十分にとられている。このため、テーブルではギョーザを焼きながら心置きなく会話をすることができたと感じている。
駅のホームは風通しがよく、ギョーザの焼くことによるにおいなどは全く気にならなかった。煙などもほとんど出ないので、仕事帰りにスーツで立ち寄ってもほとんど気にすることはなさそうだ。もちろん、調味料や羽根つきギョーザの肉汁が跳ねないようにすべきだが。
「超ギョーザステーション」はシンプルに最高
いろいろと書いてきたが、味の素のギョーザは誰でもおいしく焼けることがわかった。そして、駅のホームでギョーザを自分で焼くということは、非日常感も相まっておいしく感じられるという事もわかった。
「超ギョーザステーション」は、大型連休明けの5月8日まで開催予定だ。是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。