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エア・タイランド、10月にも成田就航へ 旧アジア・アトランティック・エアラインズ
エア・タイランドが、就航に向けて客室乗務員の募集を開始した。
旧アジア・アトランティック・エアラインズをリブランドしたもの。2023年8月29日に運航許可を得ており、この中ではエアバスA330型機3機の運航が認められている。拠点はバンコク・スワンナプーム国際空港で、東京/成田や大阪/関西、北海道、上海、北京、成都、ドバイへ路線を展開する見通し。メッカ巡礼チャーターのパートナーシップもドバイのALTAとの間で締結している。
まずは10月から、バンコクから東京/成田、北京、上海、成都へ週4往復の運航を目指す。機材はエアバスA330-200型機とエアバスA330-300型機を使用する。航空券には受託手荷物と機内サービスが含まれるとしている。
旧アジア・アトランティック・エアラインズは、バンコクを拠点とするチャーター便専門の航空会社として、エイチ・アイ・エス(HIS)の日本とタイ法人などが出資して設立された。2013年に運航を開始したものの、政府認可が下りずに就航が延期となったほか、タイでのクーデター、国際民間航空機関(ICAO)がタイを「重要な安全性の懸念(SSC)」に認定したことによる新規就航の制限などの影響で、赤字が続いていた。2018年10月に事業を停止し、HISは約18億円の特別損失を計上していた。