JTB、183億円の最終黒字 24年3月期連結決算、売上高4年ぶり1兆円超

JTB(ジェイティービー)

JTB(ジェイティービー)は、2024年3月期の連結決算を発表した。純損益は183億の黒字(前期比38.9%減)となった。

売上高は1兆810億円(前期比10.5%増)、営業利益は249億円(同25.9%減)、経常利益は289億円(同27.3%減)だった。売上高が1兆円を超えるのは4期ぶり。

部門別の売上高は、国内旅行が4,592億円、海外旅行が1,592億円、訪日旅行が545億円、グローバル旅行が880億円、旅行以外が3,200億円となった。旅行関連4部門が大きく回復した一方、旅行以外が減った。

国内旅行は人流の回復や、全国旅行支援の延長が業績を後押しした。海外旅行は円安やインフレなどの影響を受けたものの、価格競争力やプロモーション強化により前年を大きく上回った。訪日旅行は仕入れ体制の強化により、計画を上回った。第三国間のグローバル旅行ではアジアからヨーロッパへの旅行が好調だった。

2025年3月期は、売上高1兆1,620億円、営業利益116億円、最終利益の黒字化を目指す。。

期末時点の連結対象会社数は、国内22社、海外74社、持ち株法適用会社18社の計114社。前期末より4社減った。従業員数は18,993名で、同じく330名増加した。

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