飛行機の”2階建て座席”、最新版は豪華ビジネスクラス 2人で座れる2階席

ドイツのハンブルクで5月28日から30日まで開催された、航空機の客室インテリア見本市「エアクラフト・インテリア・エキスポ(AIX)」で、2階建て座席のモックアップの最新版がお披露目された。

このコンセプトは、スペインの24歳の起業家、アレハンドロ・ヌニェス・ビセンテ氏が提唱しているもので、スポンサーによる資金支援やアドバイスを元に、モックアップを開発した。2022年にはエコノミークラスがお披露目され、2023年にはその改良版が展示された。今年は打って変わって、豪華なビジネスクラスシート「ELEVATED CLASS」が登場した。

3段の階段を上がった先にある2階席は横幅101センチで、1つの座席に2名が座れる。キャリーケース2つとバックパック2つが収納可能で、ベッドは全長202センチ。一方、1階席は横幅61センチと2階席と比べて狭いものの、ベッドは全長225センチとゆとりがある。モニターはいずれも32インチ。これにより、ビジネスクラスでファーストクラス並みの体験が可能になるとしているほか、座席数が増えることにより収益性が向上するという。

AIXではこれまでにも、立ち乗り座席のコンセプトモデルなど、ユニークで突拍子もない製品イメージが公開され、度々話題になっている。