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成田国際空港の田村明比古社長は、「新しい成田空港」構想取りまとめを国土交通省航空局長に報告した。
有識者や国県市町の委員で構成される「新しい成田空港」構想検討会によって、旅客ターミナルの再構築、航空物流機能の高度化、空港アクセスの改善、近隣地域との一体的な発展等の成田空港の将来像に関して、これまで9回に渡って議論していた。
取りまとめでは、成田空港の概況、課題、目指すべき姿と実現に向けた方向性について、「旅客ターミナル」「貨物施設」「空港アクセス」「地域共生・まちづくり」のテーマごとに整理した。今後、空港内の取り組みは成田国際空港が中心となり、関係者と実務的な調整を進めるとした。
新たなターミナルはロングピア型をベースに検討する。空港敷地の南側にまず半分整備し、第2ターミナルと第3ターミナルとは暫定的なコンコースで接続するとともに、現在の成田空港駅を閉鎖する。その後に新ターミナルを増築し、空港内のすべての本館機能を集約する。さらに、需要等に応じて第1ターミナル跡地に新旅客ターミナルの本館の一部とコンコースを増築する。