訪日客向けサンライズツアー、ターリー食に対応

JTBグローバルマーケティング&トラベルは、訪日外国人観光客向けパッケージ旅行「サンライズツアー」でターリー食の取り扱いを開始した。

対象ツアーは「富士箱根日帰りツアー」で、ランチとして要望があったターリー食を追加した。ほうれん草とバターダル、ミックスベジタブルのカレー3種類のほか、ナン、サフランライス、オニオン、トマト、ラッシーをセットにしている。

これまで、和食をベースとした通常食のほか、ベジタリアン食とムスリムフレンドリー食を提供していた。増加が見込まれるインドからの訪日客のほか、インド以外でもターリー食を好む人向けに開発した。ターリーとは大皿という意味で、インド、ネパールなど代表的な料理の提供形態だという。

開発にあたっては、実際に社員がターリーの本場であるインドに赴き、「食」を大切にするインドの慣習やターリーへのこだわり、文化を深く理解した上で、地元民やインドからの訪日外国人観光客に人気の御殿場のインド料理店に監修を依頼。昼食会場となるビジネスパートナーや、グループ会社であるJTBインディアの担当者とも連携し、カレーの種類、付け合わせなど何度も試作を繰り返した。