エールフランス航空、パリ五輪出場選手の5人に1人が利用 選手村にチェックイン施設、予備機15機待機

エールフランス航空(エアバスA220-300型機)

エールフランス航空は、パリオリンピック・パラリンピックに出場する選手の5人に1人が同社便を利用するとの推計を明らかにした。

6月11日時点ではオリンピック選手の15%、パラリンピック選手の35%、関係者の13%を輸送する見通し。主にブラジル、アメリカ、イタリア、日本からの選手の5人に1人が利用する。選手や代表団、サポーターの多くは7月24日〜26日にパリに到着し、8月11日〜13日にパリを出発する。1日あたり最大125,000人の利用を見込んでいる。

選手村では、閉会式の前後3日間に手荷物の預け入れに対応し、空港までの専用ルートと空港での専用ルートを利用できるようにする。最大125人のスタッフが処理する。エールフランス航空とスカイチーム加盟航空会社を含む、その他の航空会社を利用する人にも対応する。

オリンピック選手は平均4個、うち1個は特大サイズの荷物を携行することから、物流チェーンの関係者と連携し、業務を予測・調整するための専用サポートセンターを設置した。ピーク時には特大手荷物やカヤックや競技用自転車を含むスポーツ用具の輸送量が10倍に増えると予想している。パラリンピック選手は平均2台の車椅子を携行するといい、SAPHIRサービスのアシスタンスチームの人員を追加する。

また、これまでにない予備機の配備も実施する。長距離路線向け7機、中距離路線向け8機を待機させ、運航予定の機材が使用できない場合、予備機を使用できるようにする。季節契約で客室乗務員800人と地上係員250人を追加採用した。

期間中はパリを目的地とする利用者が増加し、通常は乗り継ぎ客と半々であるものの、ピーク時にはパリを最終目的地とする人が60%を超える。

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