伊丹3路線が利用率上位 JAL、10月輸送実績

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループは2014年10月の輸送実績を発表しました。

JAL

14年10月の輸送実績を発表したJAL © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年10月

 国際線旅客数は前年比1.6%減の65万2400人、座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は前年比2.9%減の75.7%。

 方面別では、太平洋線の旅客数が前年比3.6%増の16万6282人で利用率は前年比1.7%増の83.1%、ヨーロッパ線の旅客数は同8.8%減の5万6292人で搭乗率は同3.5%減の79.0%、東南アジア線の旅客数は同4.7%減の24万432人で搭乗率は同10.5%減の67.7%、オセアニア線の旅客数は同4.4%減の1万2395人で搭乗率は同4.9%減の78.4%、グアム線の旅客数は同1.9%増の1万2844人で搭乗率は同5.2%減の79.5%、韓国線の旅客数は同2.8%減の6万3159人で搭乗率は同8.4%増の77.9%、中国線の旅客数は同3.2%増の10万698人で搭乗率は同3.3%増の61.6%でした。

 前年比で旅客数は太平洋線が、利用率は韓国線が最も増えました。一方、前年比で欧州線の利用者が最も落ち込み、利用率が最も低下したのは東南アジア線でした。

 国内線旅客数はJALグループ全体(JAL・JTA・J-AIR・JAC・RAC)で前年比0.3%減の280万1980人が利用し、座席有償利用率は前年比2.9%アップの71.6%。

 JALグループ国内線で利用率が最も高かった路線は、89.2%の伊丹-札幌線。次いで87.3%の伊丹-函館線、82.1%の伊丹-花巻線、81.9%の羽田-宮古線、81.4%の羽田-女満別線ならびに福岡-札幌線となっています。

 このほかLCC(格安航空会社)も運航する中部発着の札幌、那覇線や関西-札幌線等は8割前後の高い利用率を維持しています。
 
■JALグループ 10月国内線利用率トップ5路線
伊丹-札幌線  89.2%
伊丹-函館線  87.3%
伊丹-花巻線  82.1%
羽田-宮古線  81.9%
羽田-女満別線 81.4%
福岡-札幌線  81.4%
※離島路線除く