デルタ航空、通常運航に復帰 システム障害から復旧

デルタ航空 DL A350-900 N502DN

デルタ航空は、7月25日には通常運航に戻し、欠航便は発生しなかった。翌26日以降も通常運航が続く見通し。

クラウドストライクのセキュリティアップデートによるシステム障害を受けたアメリカの大手航空会社の中で、最も長期間運航への影響が続いていた。

また、運送できなかった受託手荷物を返却するための大規模な取り組みも進行中で、多くは返却された。予約機能に関わる通話とメッセージの平均待ち時間は2分未満だという。

影響を受けた利用者に対しては、引き続きミールクーポンや地上交通費、宿泊費を可能な限り提供している。7月19日から28日までに影響を受ける人に対する、他社便の航空券やレンタカー、鉄道の乗車券の購入などの予定外の旅行費用を負担した人に対し、前払い費用を除く妥当な費用を払い戻す。この期間の旅行は、変更や払い戻しも可能としている。

これまでに5,000便以上が欠航しており、ブルームバーグは影響額が5億米ドルに及ぶとのアナリストの予測を報じている