CITグループ、エアバスにA330neoとA321ceo確定発注

エアバスA321,CITグループ

CITグループ向けエアバスA321ceoイメージ 資料提供:Airbus

 エアバスはこのほど、世界大手金融サービス会社のCITグループからA330-900neo(派生機)とA321ceo(現行機)を確定受注したと発表しました。

 内訳はA330-900neoが15機、A321ceoが5機。今回の発注は2014年7月に締結した覚書に基づくものです。

 A330-800neoとA330-900neoはエアバスのワイドボディ機ファミリーの新型派生機で、空力性能を強化し客室装備も改良します。初号機の引き渡しは2017年第4四半期(10-12月)の予定。エンジンはロールスロイス社製の新型エンジン、トレント7000エンジンを装備。

 A330neoはA330ファミリーの経済性と柔軟性、高い信頼性を受け継ぎながら座席あたりの燃費を14%削減し、中距離用ワイドボディ機市場において最もコスト効率の優れた航空機。大幅な燃費削減のほか、最大400海里(740.8キロ)航続距離が延長され、他のエアバス機ファミリーとの運航共通性を保持します。

 A320ファミリーはこれまでに約11,000機の受注を獲得し、6,200機以上を引き渡しています。

エアバスA330-900neo

CITグループ向けエアバスA330-900neoイメージ 資料提供:Airbus