JAL、エアバスの没入型訓練装置「ヴァーチャル・プロシージャ・トレーナー」を導入

日本航空(JAL)は、エアバスのコンピューターベースのエアバスA350型機向け没入型訓練装置「ヴァーチャル・プロシージャ・トレーナー(VPT)」を導入した。

VPTは、航空会社の機体に合わせて調整した仮想現実(VR)空間により、飛行手順や異常事態を想定した訓練を、インタラクティブな操作が可能なリアルな環境で受けることができる。柔軟性が高く、時間や場所に縛られず訓練を行うことが可能で、訓練費用と航空機の非稼働時間を最小限に抑えて大幅なコスト効率を実現できるという。

JALはエアバスの「MATe スイート(Mobile Airbus Training experience)」でシステムの訓練と練習を行っており、これに加えて採用する。エアバスA350型機の運航会社として初めて採用した。契約期間は5年間。最初の訓練コースには12名のパイロットが参加する。