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ANA、成田国際空港第8貨物ビルの供用を10月21日開始
成田国際空港と全日本空輸(ANA)は、成田国際空港の第8貨物ビルの供用を10月21日に開始する。
成田空港貨物施設の分散や狭隘化の対策として、A滑走路北側の貨物ターミナル地区に建設した。鉄骨造2階建て、延べ面積約6.1万平方メートル、うち上屋面積約3.8万平方メートル。ANAとして最大規模の貨物上屋となる。近接地には貨物ゲートを新設する。
上屋内では、自動搬送車(AGV)を導入し、貨物の搬送・蔵置作業を自動化を行うほか、医薬品や生鮮品などの温度管理の拡充、自動ULDラックの設置などによりオペレーションの効率化を行う。また、高効率の空調設備や断熱性能の高い建材の採用、太陽光発電システムなどを使用し、「ZEB Oriented」認証を取得している。
輸出は同日から供用を開始し、23日と25日の3つのフェースにわけて移転を予定している。AWB搬入は同日から第8貨物ビルを予定する。
輸入は11月1日から供用を開始し、AWB引取も同日から移転する。搬出受付は現行から変更ない。
第8貨物ビルの供用開始に伴い、空港内6か所の貨物上屋から隣接する既存の第7貨物ビルと第8貨物ビルの2か所に貨物上屋を集約し、ハンドリング体制の効率化や十分なスペース確保を図る。温度管理施設の拡大により、医薬品や生鮮品などの需要にも対応する。