福岡空港国際線ターミナル、アクセスホールを12月3日供用開始

福岡国際空港は、福岡空港国際線ターミナルのバスターミナル機能を有するアクセスホールと連絡バスの国際線側の専用道の供用を、12月3日に開始する。

アクセスホールには福岡県産材をダイナミックに使用した天井造作を施し、大川組子を施したベンチを設置するなど、福岡・日本らしさを感じられる空間とした。到着ロビーは約3倍に拡大し、待合環境を整備するほか、バスターミナル機能や出発・到着時に必要なサービスを充実させる。

高速バスや路線バスに乗車する人は出発まで屋内で過ごせるようになる。乗車口にはホームドアを設置して安全性に配慮するほか、デジタル表示や音声放送により運行情報をリアルタイムに提供する。また、案内所やバス案内カウンター、外貨両替、宅配、Wi-Fiレンタルなどのサービス施設を集約するほか、カフェ、飲食店、コンビニエンスストアを配置し、利便性を高める。

国内線ターミナルと国際線ターミナルを結ぶ連絡バスの国際線側を専用道化し、ターミナル間の移動時間を短縮する。あわせて構内道路を整備し、バスやタクシーレーンと一般車両レーンの分離、一般車乗降場の新設などを行う。

福岡国際空港では、滑走路増設事業に合わせて、国際線ターミナルの増改築工事を行っている。2025年3月には保安検査場の拡張や新たな免税店・フードコートなどのグランドオープンを予定している。