チャンギ国際空港、空港使用料を段階的に引き上げ
チャンギ国際空港、空港使用料を段階的に引き上げ
チャンギ・エアポート・グループは、2025年から2030年にかけて、空港使用料を段階的に引き上げる。
人件費や水道光熱費を含む、運営コストの高騰に対応するもの。空港労働者の賃金は過去数年間上昇しており、今後も上昇が見込まれている。
出発・到着する人に対する旅客サービス・保安料(PSSF)は、2027年4月から引き上げる。現在は46.40シンガポールを徴収しており、2027年4月から4年間にわたり毎年3シンガポールドルを引き上げる。
乗り継ぐ人に対するPSSFは、2025年4月から引き上げる。現在は6シンガポールを徴収しており、最初の3年間は毎年3シンガポールドル、その後3年間は毎年1シンガポールを引き上げる。2015年以来、引き上げられていなかった。2025年1月発券分から徴収する。
航空会社に対しては、着陸・駐機・エアロブリッジ(LPA)料金を2025年4月から毎年引き上げる。エアバスA320型機は、1回の着陸につき1,200シンガポールドルを徴収しているものの、最初の3年間は毎年110シンガポールドル、その後3年間は毎年65シンガポールドル引き上げる。主要航空会社と協議しており、半年にわたって50%の割引を提供する。
チャンギ国際空港は、現在の約160都市から、2030年代半ばまでに200都市以上にネットワークを広げたい考え。