三菱航空機、本社全機能を県営名古屋空港に移転

三菱航空機MRJ

10月にロールアウトした三菱航空機のMRJ試験初号機(機体番号:JA21MJ) © Kenichi Sunohara=14年10月

 小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発を進める三菱航空機はこのほど、本社の全機能を名古屋市港区から愛知県西春日井郡の県営名古屋空港ターミナルビルに移転したと発表しました。

 今回の本社移転は今後の飛行試験やMRJの量産準備を見据えて行われたもので、MRJの最終組み立て、地上試験、飛行試験が県営名古屋空港とそこに隣接する三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で行われることから、本社機能を移転することで効率的な業務遂行が出来る体制を整えます。

 MRJ初の試験飛行は4月から6月にかけて行われる見込みです。