釧網線・富良野線の「ノロッコ号」、2025年度で運行終了へ 客車・機関車の老朽化で

JR北海道は、釧網本線や富良野線で運行している「ノロッコ号」について、現行の車両での運行を2025年度で終了すると発表した。

釧網本線の「くしろ湿原ノロッコ号」は1998年から、富良野線の「富良野・美瑛ノロッコ号」は1999年から、50系客車を改造した現在の車両が使用。大きな窓から入る自然の風を感じられる観光列車として人気を集めている。一方で、機関車、客車ともに製造から40年以上が経過し、老朽化が進行するとともに部品の生産中止が相次いでいることから、2025年度の運行を最後に引退することが決まった。

2025年度の運行計画については今後発表となる見通し。なおJR北海道では2026年度から、新たな観光列車「赤い星」「青い星」を釧網本線や富良野線など道内各方面で運行する計画。