煙発生で緊急着陸のスイス機、客室乗務員1名がヘリで病院搬送 容態不明

スイス・インターナショナル・エアラインズ

スイス・インターナショナル・エアラインズは、12月23日のブカレスト発チューリッヒ行きLX1885便(エアバスA220-300型機、機体記号:HB-JCD)で飛行中に煙が発生し、グラーツに緊急着陸したトラブルで、乗員乗客17名が治療を必要としていることを明らかにした。

同便は、ブカレストを定刻より41分遅れの同日午後5時16分に出発。エンジンの問題と、客室と操縦室内の煙のため目的地を変更し、グラーツには同58分に到着した。乗員5名と乗客74名の計79名のうち、12名が医療措置を受けた。客室乗務員1名はヘリコプターでグラーツの病院に搬送されたものの、容態は不明。他の乗員4名も治療を受けている。機体は滑走路上に停止したものの、その後移動された。

乗員乗客を支援するため、特別便を2便設定する。最初のフライトは現地時間同23日夜に、ケアチームとエンジニア、サポートチームを含む代表団が搭乗する。翌24日にはチューリッヒへ向かうことを希望するすべての乗客を輸送する見通しで、グラーツを午前9時45分に出発し、チューリッヒに午前11時に到着を予定している。乗客はすべて、グラーツのホテルに宿泊しているという。

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