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大阪・関西万博のスイスパビリオン、詳細公表 ハイジとコラボ、限定キットカットも
大阪・関西万博に出展するスイスパビリオンの詳細が、大阪市内のスイス領事館で発表された。
「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」をキャッチコピーとして、球体が印象的な施設を建設。軽量膜構造建築を採用し、環境負荷を抑える。建築家のマニュエル・ヘルツ氏、総合建設業者のニュスリ、展示デザイナーの ベルプラット・パートナーが手掛け、後方部分はすでに完成、前方部分は1月中、内装は3月20日までに完成を予定している。
「人間拡張」と「生命」、「地球」の3つのテーマに焦点を当てた展示を行う。出展者は大学や研究機関、スタートアップ企業などで、25以上のプロジェクトを紹介する。「人間拡張」ではスイス連邦工科大学ローザンヌ校が研究するディープフェイク、ロボットに触覚を提供する高繊細な皮膚、地球外惑星の起伏が激しい地形を移動できる脚型ロボット、食用ロボットなどを展示する。
常設展示では、巨大な切り絵でコラボレーションとイノベーションというスイスの価値観を表現する。DSM・フィルメニッヒの特注のフレグランスにより、香りでも楽しめる。また、ルガーノにあるスイスイタリア大学の研究所が開発したAI技術を駆使し、来場者が共有する未来のビジョンをスペクタクルなシャボン玉のようなアートで表現する。企画展示は2か月ごとに入れ替わり、各テーマを包括して、現在の技術的進歩と将来に起こりうる飛躍的な発展に焦点を当てた展示を行う。
最上階には「ハイジ・カフェ」を設け、スイスの郷土料理と日本の食材をコラボレーションさせたメニューを用意する。スタッフの制服はBALLYが提供し、日本語と英語、スイス公用語で来場者を出迎える。
メニューは「スイス風ドッグ」、「チキンカツ”コルドンブルー”」、「仔牛の串焼き チューリッヒ風」、「アルプス風クリーミーマカロニ&チーズ」、「スイスグリュイエールチーズと下仁田ネギのキッシュ スイスチーズのネギのキッシュ」、「スイス風ポテトパンケーキ”ロシュティ”」(各1,950円)、シェアプレートとして「ラクレットチーズ」、「シャルキュトリーとチーズの盛り合わせ」、「和風ランチボックス」(同2,800円)、デザートとして「スイスパビリオン特性キャロットチーズケーキ」、「トリプルチョコレートムース、チョコレートフレーク添え」、「トラディショナルエメンタールクリームブリュレ、アーモンドチュイルとホイップクリーム添え」、「スイス風季節のフルーツタルト」(同1,100円)。仔牛のソーセージなどの珍しい食材を使うほか、スイスワインも用意する。
また、来場者はネスレのコーヒーや水とともに、木の玩具や限定品のキットカットの購入もできる。キットカットはスイス名物の「ダブルクリーム」を表現したラズベリー味で、パビリオンの売店でのみ取り扱う。
ナショナルデーは4月22日で、「私はハイジです」というアルプスの少女ハイジを象徴する特別なパフォーマンスを行う。
大阪・関西万博は4月13日から10月13日まで、大阪・夢洲で開催される。