イギリス政府、大阪・関西万博のパビリオンマスコット「PIX」と第1弾スポンサーを発表

イギリス政府は、大阪・関西万博のイギリスパビリオンのマスコット「PIX(ピックス)」と第1弾スポンサーを発表した。

日本国際博覧会協会が主催した、「International Participants Meeting(国際参加者会議)2025」で、キャロリン・デービッドソン2025年大阪・関西万博英国政府代表とエヴァン・ジョーンズ英国パビリオン館長が発表した。

「ピックス」は、積み木で構成され、シンプルなアイデアが結びつくことで偉大な成果を生み出す可能性を表現した。パビリオンの随所で、イギリスと日本の文化や歴史にまつわるエピソードを紹介する。ユニオンジャックの3色で構成され、探求、革新、ユーモアといったイギリスの精神を象徴する。

また、第1弾のスポンサーとして、バイオ医薬品企業のアストラゼネカ、高級スポーツカーメーカーのアストンマーティン、ホスピタリティ企業のIHGホテルズ&リゾーツ、人材ソリューション企業のロバート・ウォルターズ、聴覚補助機材専門のアンペトロニック、スコットランド政府とウェールズ政府も加わる。

パビリオンは、世界初のプログラマーであるエイダ・ラブレス氏の業績から着想を得て、初期の計算機で使用されたパンチカードを想起させるアルミニウムの線材で構築された外観が特徴。大阪とマンチェスターで19世紀に繊維業の革新が起こったことへの敬意を表し、このアルミニウムの線材を編み込んでいる。積み木を重ねたような外観は、小さなアイデアが集まり、偉大なアイデアが形成されるという概念を表現している。内部では、来場者は日本の家族をモデルにした没入型の体験を通じ、イギリスの文化、科学、イノベーションといったさまざまな魅力を探ることができる。

半永久的で持続可能な構造物を専門とするES GLOBALが、ロンドン五輪をはじめとした世界の主要イベントの設計を主導したwooarchitectsとともに設計、建設、維持管理、撤去を担う。