郵船クルーズ、今夏就航「飛鳥Ⅲ」を進水へ

郵船クルーズは、今夏に就航する「飛鳥Ⅲ」を現地時間1月18日に進水する。

建造しているドイツ・パペンブルグのマイヤー造船所で建造ドックを離れ、午前10時ごろに進水を開始する見込み。進水工程中に「二引」を冠したファンネルが取り付けられる。その後、2隻のタグボートによって建造ドックから、隣接する艤装岸壁へと移動させる。

「飛鳥Ⅲ」は総トン数52,000トンと日本船籍としては最大で、全長230メートル、全幅29.8メートル、喫水6.7メートル。客室数385室で全室バルコニー付き。乗客定員は約740名、乗員約470名。2023年9月に船の鋼材が切断されてから、順調に建造が進んでいたという。海上試運転に先立ち、早春にエムス川河口に向け約32キロメートルを航行する見通しで、営業公開開始後には横浜港を母港として、「飛鳥Ⅱ」との2隻体制で運航する。