ライアンエアー、機内迷惑行為を行った乗客に15,350ユーロを請求 空港でのアルコール販売に制限求める

ライアンエアー

ライアンエアーは、機内で迷惑行為を起こした乗客に対して損害賠償を求める民事訴訟を提起した。請求額は15,350ユーロ。

2024年4月9日、ダブリン発ランサローテ島行きのFR7124便で乗客が迷惑行為を起こし、ポルトへの臨時着陸を余儀なくされた。ポルトに到着後、当該乗客は逮捕されたものの、乗員の勤務時間制限により乗客はポルトで1泊することとなった。

内訳は、燃料費用が800ユーロ、乗員乗客の宿泊費用が7,000ユーロ、ポルト空港の離着陸料が2,500ユーロ、機内販売のロスが750ユーロ、乗員の再配置費用が1,800ユーロ、ポルトガルでの弁護士費用が2,500ユーロ。

ポルトガルの検察当局は、航空機と乗客がアイルランド人であることから、アイルランドで裁定されるべきとの結論を出したという。

欧州連合(EU)当局は、空港でのアルコールの販売を機内同様、2杯までに制限すべきであると主張している。