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HIS、関西発で「Peach祭り」開催 国内・海外ツアーでセール商品
日本航空(JAL)は、国内線で新運賃「JALカードスカイメイト」を2月1日予約・搭乗分から販売している。筆者は、実際にこの”激安”運賃を利用して、沖縄に行ってみることにした。
まずは運賃のルールについて説明する。「JALカードスカイメイト」は、25歳以下のJALカード会員が対象の割引運賃で、搭乗日の午前0時から予約ができる。発券後は便の変更はできない。従来の「スカイメイト」とは異なり、空港カウンターでは取り扱っておらず、ウェブサイト上でのみ予約・購入できる。
2月1日から3月29日まで実施している「スカイメイトセール」では、「JALカードスカイメイト」は全路線一律片道4,950円(税込・旅客施設使用料別)に設定している。
予約方法は簡単だ。搭乗当日にJALのウェブサイトやアプリの国内線予約画面を開き、「対象者限定割引」の欄で「スカイメイト/JALカードスカイメイト」を選択すれば良い。あとは他と同様に予約・購入することができる。
一般的に割引運賃は販売座席数に限りがあることが多いが、株主割引や当日シニア割引と同様、それほど制限されている印象は受けなかった。
搭乗当日の午前0時、ウェブサイトで空席状況を確認した。ローシーズンの平日ではあったが、午前中を中心に多くの便で満席となっていた。筆者は午後3時5分発のJL919便を選択した。片道運賃は旅客施設使用料をあわせて、5,560円だった。
この日のJL919便は国際線仕様のボーイング777-300ER型機(機体記号:JA733J)が投入されていた。JAL国際線では新フラッグシップのエアバスA350-1000型機を投入しているため、旧来のフラッグシップ機であるボーイング777-300ER型機は国内線でも幹線を中心によく見かけるようになった。国内線運用時では、クラスJのシートはフルフラットのSKY SUITEとなり、プレミアムエコノミーの座席は普通席として開放されるが、シートモニターは使用できない。機内Wi-Fiは他の機材と同様に利用することができる。
午後2時50分過ぎに優先搭乗が始まり、実際に出発したのは午後3時15分ごろ。最終の座席の調整に時間を要したとのことだ。機内はほぼ満席。飛行時間は約2時間半ほど。那覇空港に到着したのは、午後6時10分ごろだった。
この日は、那覇市内のホテルにて1泊した。最近は沖縄の宿泊代金も上がっており、一般的なシングルルームで1泊1万円を超えるのも珍しく無くなってきた。筆者は、Agodaで見つけた約6,500円のホテルに宿泊した。
そして、日付が変わった午前0時過ぎ、前日と同様に「スカイメイト」の予約を取るべく、JALのウェブサイトを確認した。残念ながら、午後の便の普通席は全て満席となっており、一旦予約・購入するのを見合わせた。
その後、昼過ぎになって再度確認したところ、JL916便に空席が出たため、この便で帰ることにした。他の乗客の当日アップグレードや便変更などにより、予約状況は流動的であるため、今回のように空席を拾うことができることもある。
JL916便の定刻は午後6時発だが、使用機到着遅れのため、25番ゲートで実際に搭乗が始まったのは午後5時55分ごろ、出発したのは午後6時20分ごろとなった。使用機材はボーイング767-300ER型機(機体記号:JA603J)。飛行時間は約1時間50分。羽田空港に着陸後、使用するスポットが前の便で使用中とのことで、誘導路上で待機を強いられた。駐機場に到着したのは午後6時半ごろと、約20分遅れだった。この日は北日本を中心に大雪となっており、搭乗便以外でも多くの便で遅延・欠航が出ていた。
「JALカードスカイメイト」で実際に1泊2日で沖縄に行ってきたのだが、この”激安”運賃を利用するポイントは次の3点だ。
(1)搭乗者が25歳以下であること
(2)JALカード保有者でかつJALカードで決済する必要があること
(3)搭乗当日の午前0時から販売開始であること
「JALカードスカイメイト」の予約・購入自体は簡単だが、提供座席数が少ないことによる、全体的な空席の少なさが一番の難点だと感じた。一方で、当日にふらっと気軽に出かけることができるという利点もある。利用対象者は限定されているものの、若者の特典をぜひ活かしてほしい。