次期パスポートの基本デザイン、「富嶽三十六景」に決定 表紙は同じ

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外務省は、次期パスポートの基本デザインを葛飾北斎の「冨嶽三十六景」とすることを決定したと発表した。表紙は現在と同様としたままで、見開きごとに「冨嶽三十六景」のうち24作品を採用し、全ページ異なるデザインとする。2019年度中の導入を目指す。

基本デザインの選定は、海外通信・放送・郵便事業支援機構会長の高島肇久氏を代表とし、元マラソン選手の有森裕子氏、慶応義塾大学文学部享受の荻野アンナ氏、俳優の関口知宏氏、東京芸術大学名誉教授の中林忠良氏から構成される次期旅券冊子デザイン選定準備会合メンバーが議論。「日本的なデザイン」をコンセプトに検討を行い、「冨嶽三十六景」は世界的にも広く知られ、富士山をメインモチーフとし、まさに日本を代表する浮世絵であるとして採用した。

また、各ページが異なるデザインであることは、偽造や変造対策にも有益であるとしている。

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