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オリエンタルランドは、2035年度までの長期経営戦略を明らかにした。
主力事業であるテーマパーク事業を中心に、既存事業の成長に注力するほか、新たにクルーズ事業を展開する。少子高齢化による国内市場の縮小や、人件費や建設工事日などの上昇への課題も求められており、環境の変化に対応し、着実な成長を図る。
テーマパークでは、エリア刷新などの大規模開発を視野に入れた検討や新規施設の導入、コンテンツの拡充を図る。
東京ディズニーランドのトゥモローランドエリア内では、「シュガー・ラッシュ」の世界を舞台としたアトラクションを2026年度以降、スペース・マウンテンと周辺エリアの刷新を2027年に開業する。それぞれ295億円、705億円を投じる。
舞浜・新浦安エリアでの宿泊需要は依然として高く、客室稼働率が95%と高水準であることや、訪日客の取り込み方針を踏まえ、新規ディズニーホテルの開発も検討する。
2028年度に就航予定のクルーズ事業では、投資額の内訳を船体が2,900億円、予備費が400億円に更新した。通年稼働する2029年度から黒字を想定し、営業利益率は就航数年後に20%台後半を見込む。1隻目の成功後、2隻目の就航も検討する。
さらに、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の投資資金枠を30億円から130億円へと拡大する。これまでの投資数は19社で、1社あたり最大23.5億円を投資した。
これにより、2029年度に営業キャッシュフロー3,000億円レベル、2035年度に売上高1兆円以上を目指す。