ANA HD、ロールスロイスに787-10搭載のトレント1000エンジン発注

ANA,ボーイング787

ANAのボーイング787型機に搭載されているロールスロイス社製トレント1000エンジン(写真は787-9) © Shigeru Nagata/Flight Liner=14年8月

 航空機エンジン製造を手掛けるロールス・ロイスは現地時間2月25日、全日空(ANA)を傘下に置くANAホールディングス(ANA HD)が追加購入するボーイング787型機向けに、同社からトレント1000エンジンを受注したと発表しました。受注額は1.3億米ドル(約155億円)相当。

 トレント1000エンジンは、これまでANAから80機の787ドリームライナー向けに選ばれており、今回が4度目の受注。ANAをローンチカスタマーとする787型機にトレント1000エンジンは搭載されており、2011年より運航を開始しています。

 ロールスロイスによると飛行時間はすでに65万時間を超え、定時出発信頼性は99.9%を誇っているという。

 ANAホールディングスは1月30日、787型機のストレッチバージョンである787-10型機を3機発注する意向を表明しており、東京五輪開催前の2019年度から導入する予定です。

ANA向けボーイング787-10イメージ

ANA向けボーイング787-10型機イメージ 資料提供:Boeing