中部-那覇線が利用率トップ JALグループ、2月実績

JAL

2015年2月の輸送実績を発表したJAL © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループはこのほど、2015年2月の輸送実績を発表しました。

 期間中の国際線旅客数は前年同月比で5.5%増の62万9910人、座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は同0.2%減の77.6%。

 方面別では、太平洋線の旅客数が前年比2.0%増の14万2302人で利用率は前年比2.4%減の78.6%、ヨーロッパ線の旅客数は同16.1%減の4万3457人で利用率は同10.1%減の71.5%、東南アジア線の旅客数は同12.0%増の25万2189人で利用率は同3.0%増の77.8%、オセアニア線の旅客数は同11.2%減の1万2979人で利用率は同0.1%増の86.6%、グアム線の旅客数は同4.1%減の1万1764人で利用率は同7.0%増の88.6%、韓国線の旅客数は同14.6%減の5万6449人で利用率は同1.0%減の79.5%、中国線の旅客数は同26.6%増の11万511人で利用率は同17.9%増の78.8%でした。

 韓国線の旅客数は日韓関係等の影響で低迷が続くものの、中国線は春節(旧正月)の訪日観光客増加等の影響で利用客・利用率ともに伸びています。

JTA

JTAの那覇線機内より © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

 国内線旅客数はJALグループ全体(JAL・JTA・J-AIR・JAC・RAC)で前年比5.6%増の236万8754人が利用し、座席有償利用率は同1.4%減の65.4%。

 期間中、JALグループ国内線で利用率が最も高かった路線(離島間路線除く)は日本トランスオーシャン航空(JTA)運航の中部-那覇線で、利用率は88.2%。次いで85.2%の羽田-旭川線、82.9%の伊丹-屋久島線、82.2%の伊丹-札幌線、81.8%の羽田-札幌線となっています。

■JALグループ 2015年2月国内線利用率トップ5路線
中部-那覇線  88.2%
羽田-旭川線  85.2%
伊丹-屋久島線 82.9%
伊丹-札幌線  82.2%
羽田-札幌線  81.8%
(離島間路線搭乗率トップは88.5%の石垣-与那国線)