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松本空港、東京/成田・大阪/関西線など誘致へ 駐機場拡充や国際線ターミナル建設も
長野県は6月13日、信州まつもと空港の発展・国際化に向けた取組方針を発表した。
空港周辺の山が障害となり、計器着陸装置(ILS)の設置が困難であることから、GPSを活用した「RNP-AR進入方式」の設定を目指したい考え。飛行経路の短縮や就航率の向上効果も期待できるという。
滑走路の長さが2,000メートルで、実効長は1,800メートル程度であることから、ボーイング737型機やエアバスA320型機などの小型ジェット機の発着は困難で、50席から100席クラスのリージョナルジェットの運航を中心に、国内・国際線の拡充と定期便化を目指す。小型ジェット機は重量制限が必要となるため、チャーター便としての誘致を想定している。格安航空会社(LCC)の誘致は、更なる検討や工夫が必要とした。
国内線は東京/羽田や名古屋/中部発着路線は鉄道と競合するため難しく、札幌・福岡・大阪/伊丹線の増便や運航期間の延長、東京/成田・大阪/関西線の就航などを目指す。国際線は台湾からのチャーター便を最重点候補とした上で、中国からはビジネス需要取り込みによる定期便就航、韓国は平昌五輪を契機としたチャーター便就航、香港は小型ジェット機のチャーター便による観光需要の創出などを挙げた。
さらに、国際線ターミナルの建設、駐機場の拡充、運用時間の延長、松本駅や県内観光地と空港を結ぶシャトルバス、乗り合いタクシーの運行、レンタカー利用の支援も目指す考え。