【動画】エミレーツ航空の777-200、歴史に幕

退役で機体塗装が剥離されたエミレーツ航空最後のボーイング777-200型機（機体番号:A6-EMF） 資料提供:エミレーツ航空

　エミレーツ航空（UAE）はこのほど、保有する最後のボーイング777-200型機を退役させたと発表しました。

　エミレーツ航空が最後に退役させた777-200は機体番号「A6-EMF」の機体。この777-200は、7月14日登録抹消のためにドバイ国際空港からボストン経由で最終就航地であるアリゾナへ飛行。1996年にエミレーツのフリートに仲間入りして以来、A6-EMFは地球と月を約80往復できる推定6,000万キロメートルを飛行し、ワルシャワからホーチミンまで世界中の様々な就航地に多くの乗客を運びました。

　エミレーツ航空は機齢の長い機材を定期的に退役させており、2014年から現在にかけて、ボーイング777-200型機3機、エアバスA340-500型機8機を予定通りに退役させる取り組みを遂行。同社によると、今年度は全部で10機を段階的に退役させる計画だという。

　退役後は、機材契約に応じて機材をリース会社へリース期間満了後に返却するか、市場で売却にかけられます。

　8月現在、エミレーツ航空は6機種のワイドボディ機を234機導入しており、エアバスA380型機およびボーイング777型機の世界最大オペレーターです。

　エミレーツ航空は今回のA6-EMF退役を記念し、最後の離陸を収めた動画をYou Tubeにアップしています。

　URLは、https://www.youtube.com/watch?v=o-VwYZ-rPFw

動画投稿サイトYou Tubeより