スカイマーク再生計画、ANA HD支援案が可決

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スカイマーク再生計画、ANA HD支援案が可決 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年8月

 スカイマーク(SKY)は8月5日、東京地方裁判所で同日に開催された債権者集会において、同社が提出した再生計画案が可決され、東京地方裁判所から認可決定を受けたと発表しました。

 これにより、最大債権者であるイントレピッド・エアクラフト・リーシング・エルエルシーが提出したデルタ航空(DAL)の支援を軸とする再生計画案は債権者集会において否決され、今後は全日空(ANA)を傘下にもつANAホールディングス(ANA HD)が共同運航(コードシェア)などでスカイマークを支援します。

 スカイマークは今回の件について、「債権者の皆様には再生債務者の再生にご賛同をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。」とコメントしています。

 今後、再生計画認可決定に対して不服申し立てがなされなければ、同決定が裁判所により官報に掲載された日の翌日から2週間が経過した後に同決定が確定することとなります。

 再生計画では債権者の皆様への弁済(基本弁済)は、上記再生計画認可決定の確定日から2か月経過した日の属する月の末日までに行われることとなります。

 スカイマークによると、同社陣営の再生計画案は議決権者(債権者集会に出席し、または書面投票をしたもの)174名中135名と2分の1名の賛成、かつ、議決権者の議決権の総額のうち60.25%の賛成を獲得。イントレピッド・エアクラフト・リーシング・エルエルシーの再生計画案は同議決権者174名中37名と2分の1名の賛成、かつ、議決権者の議決権の総額のうち38.13%の賛成を得たという。