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オリエント・タイ航空、運休便の航空券代金払い戻さず 約1万人が影響か
オリエント・タイ航空は、3月に運休した香港〜バンコク線の航空券を持つ利用者への払い戻しを行っていないことがわかった。
オリエント・タイ航空は、香港〜バンコク線をボーイング747型機で毎日運航していた。運休理由は機械的な問題としている。通常は30日から45日で航空券代金の返金を行うもののの、いまだに返金や代替便の手配も行っていない。香港の旅行会社100社以上も旅行産業協議会を通じて払い戻しを求めて訴えている。
香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によれば、影響人数は約1万人とみられるとしている。イースター休暇を楽しむ予定だった利用者もおり、代替便を確保できなかった人もいた。オリエントタイ航空のFacebookページには、自社機の画像の投稿に対して、香港人、タイ人から払い戻しを求める書き込みが相次いでいる。
オリエント・タイ航空はバンコクを拠点とする格安航空会社(LCC)。タイのほか、中国と香港に路線を展開している。中古機を多く運航しており、2004年にはチャーター便として運航するために羽田空港に回送便として飛来した際、通常の飛行経路から逸脱し、東京タワーに約200メートルまで接近したため、問題となった。