アメリカン航空、USエアウェイズのサイトを閉鎖

アメリカン航空

15年度第3四半期の業績を発表したアメリカン航空 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年8月

 アメリカン航空(AAL)はこのほど、アメリカン・エアラインズ・グループの2015年度第3四半期における業績を発表しました。

 2015年度第3四半期にアメリカン・エアラインズ・グループが計上した純特別費用を除く純利益は過去最高となる19億米ドル。1株あたりの純特別費用を除く純利益は2.77米ドルでした。これに対し前年同期の純特別費用を除く純利益は12億米ドルで、1株あたりでは1.66米ドルでした。

 純特別費用を除く税引前利益率は過去最高の17.7%で、前年同期から6.7ポイント上昇しています。GAAPベースの純利益は過去最高の17億米ドルとなり、1株あたりの利益は2.49 米ドルでした。これに対し前年同期のGAAP ベースの純利益は9億4,200万米ドルで、1株あたり利益は1.28
米ドルでした。

 アメリカン航空は引き続き広範な機材更新プログラムを通して大きな投資を行っており、機齢は米国の路線航空会社の中で最も若くなっています。第3四半期間中は新しい16機の主要路線向け機材と、15機の地域路線向け機材、計31機を受領しました。また、36機の主要路線機材と9機の地域路線機材、計45機を退役させています。

 このほか、アメリカン航空は10月17日に単一の予約システムへの移行を完了し、USエアウェイズ(AWE)の名称使用を終了し、ウェブサイトも閉鎖しました。この移行に伴い、利用者は単一のウェブサイトと予約システムを通じて航空券購入等が行えるようになりました。

 アメリカン航空は1株あたり0.10米ドルの配当を宣言し、2015年11月5日現在の登録株主に対して11月19日に支払いを行う予定です。