JALグループ、「JALunLunブラックフライデー2024」開催 ホノルル片道14,000マイルなど
ANA記者会見、エアアジア・ジャパンや新LCCに関する一問一答
2013年7月30日に、国土交通記者クラブで行われたANAホールディングスの記者会見の一問一答のうち、エアアジア・ジャパンに関連するものは次の通り。
ー国内・海外のリゾート中心の路線という理由は
日本のマーケットで、充分今までのANAグループのノウハウを生かしきれなかった。今回、首都圏、成田を中心とするLCCを立ち上げるには、需要、マーケット分析をした結果、羽田と成田が首都圏にあることを考えると、羽田はビジネス、成田はリゾートについて充分需要があると考えている。
国際線は国内線より単価的に高いと考えており、充分成田からリゾート中心にやることで、充分な需要がついてくるので、それなりのきちんとした収益をあげることができる。
ー運航開始時期が12月末になるということで、2ヶ月の空白があく理由は
新しいブランドのコンセプト、空港なり機内を設定しないといけない。内部の調整など。立ち上げた以上、それなりに需要を最初から摘み取っていきたいと考えている。12月下旬で、一旦、継続性ということで、きちんと生まれ変わって、新たなLCCにするいうメッセージを含めて、12月下旬。
年末年始の選択肢として、新たなANAグループのLCCがある。したがって、ANAグループのLCCをきちんと利用者に周知、知っておいていただきたい、選択肢があるということを。
ー新会社として今、エアアジア・ジャパンで飛んでいる路線はゼロベースで見直すのか
当然、リゾート路線と考えているので、どの路線がいいのか、改めて考えなおして9月下旬に発表。
ー海外でリゾートというと、どのあたりまで。例えば、A320で飛べる範囲だとグアム、サイパン。それだけに限らずハワイなどか。範囲のイメージ感を。
当初はA320でスタートする。足が届く範囲のリゾートが中心となる。ハワイなどは当初届かないことになる。プレジャー、リゾートという考えになるので、その先になると、なかなかANAグループとしては飛べていない、充分な需要が見込める路線を考えると思う。A320のリゾート路線ということで、9月に改めて発表。国内、海外について、届くところになる。
ー将来的にはハワイもあり得るのか。
我々は当然、範囲に入ってくる。
ーハワイはドル箱だと思うが、LCCとのカニバリは。
リゾート路線は、それなりのプレミアムとしてとっていく路線もある。それ以外に、LCCを活用することで、需要喚起で路線が活発になることで、プレジャーを呼び寄せる路線もあると思う。HDの中で、ANAブランドとLCCブランドとして、メリハリが逆につく。
ー現エアアジア・ジャパンの従業員の雇用は継続するという理解でいいのか。
今日、これから従業員にきちんと説明したい。現エアアジア・ジャパンの方は、当然、職業選択の自由は各自にあると思うが、新LCCに全員来ていきたいと思い。個人の都合なので、やめるなどはおまかせしたい。基本的には雇用は継続したいと考えている。
ー(LCCの資本)パートナーを模索は続けるのか
現時点では、この形(100%子会社)としてやっていくのがベター。当然、いろんな形でのこの先お話があればいろんな道は検討。現時点では、100%ANAとしてLCC関連を立ち直せるというつもり。
ー成田と中部を拠点とする今の体制を継続するのか。
当初2機でスタートする形となるので、具体的にいろんなところ全部はできるわけではない。当然、増機にあわせてどちらの空港からどこか、飛ばす路線はプレジャーリゾートになる。9月に、最初に2機でどこからどこに飛ばすかを発表。
ー社名を一新するのは11月1日付けからか。
10月30日でエアアジア・ジャパンはなくなるので、11月1日から新しいLCCの社名。実際、運航開始は12月下旬。11月1日から、新LCCの活動。
ーネットの予約サイト等はどういうふうに考えているのか。
今回、エアアジアとうまくいかなかったテーマであるので、改めて発表したいが、当然、日本の利用者に適した形で、なるだけ操作しやすい、わかりやすいインターネットサイトを用意したい。準備ができた段階で、どういうふうにやっていくか発表。
ーA320以外の機体もを導入する考えがあるというように聞こえるが。そういう理解でいいのか。複数の機材を使いこなすのは、LCCらしくないやり方だがうまくいく見通しは。
A320を使って、エアアジア・ジャパンでやってきたが、厳しい状況になっている思うので、まず考えるのはA320を使いこなして、今までよりも、国内より国際線含めて、リゾート路線の機材稼働をやりうる。きちんとした収支がでるLCCをやりたい。当面はA320。それ以外の機材は当然やりたい。将来的にはそういう事含めていろんなことを考えないといけないということ。A320をめいっぱい使って、可能なリゾート路線をやっていく。
ー黒字化の目処は。
黒字化の目処は、事業として成り立つとのことなので、数字を検証しながらやっている。まさしく、単価、路線、ロードファクター含めての話になるので、9月に路線を発表したところで、どういう収支計画を持っているかはお話。
ーA320しかない段階でもでもリゾート中心になるか
そのように考えている。
ー中部空港のエアアジア・ジャパンで運航している便数があるが、5機体制になった頃には今の便数くらいを維持を復元する方向か。
当初2機でのスタートになる、年をあけて3機、春休みくらいで5機。当然、成田・中部でどの順番でどの路線に張っていくかは順次発表する。まずは9月で2機でなにをどの空港から飛ばすか。その後はどこまでこの先の計画を出していくか。
ー中部はLCCターミナルの建設を控えており便数も気になるが、今の規模を維持されるかは未定か。
中部空港とは、新LCCの拠点空港とするという話はしている。具体的な便数は聞かれているがお答えできない。
ーLCCとして低価格を追求していくるのか、コスト削減を追求し過ぎたという結果でエアアジアとの提携解消もあるが、日本型LCCとしてある程度サービスを重視したLCCの将来像なのか、考えているところがあれば。
かなり、今回エアアジア・ジャパンとしてやってきたことで、Peachの状況もあるが、コストサイドはこの先も下げていけるとの確信を持っている。今回、エアアジア・ジャパンで一番あわなかったのは、日本のマーケットにあわせた販売手法、売り方含め、収入をきちんと挙げることについて。今回、石井社長は営業、海外などでそれなりの実績をもっている。エア・ドゥでも、航空会社の営業で収入がでてくることについてプロ。今回、コストについてはいろんなノウハウを学んでいるので、コストについて、機材や賃借料など、機材の稼働を挙げることで、ユニットコストを低下していく。今後リゾート中心なら営業が一番のテーマ。いかに収入を取って来るか。日本のマーケットにあったきめ細かいサービスや配慮、おもてなし、やさしみなど、日本のマーケットに浸透し、収入をあげる。
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