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ポイント・マイレージの年間発行額、2020年度に1兆超へ 航空マイルも堅調に続伸
野村総合研究所は、航空会社や家電量販店、クレジットカードなど、国内11業界の主要企業が1年間に発行するポイント・マイレージを現金換算した年間最少発行額(キャンペーンや特別会員向けの追加発行ポイントなどを除いた発行額)について、2014年度実績の推計および2022年度までの予測を発表した。
2014年度のポイント・マイレージの最少発行額は8,495億円と推計され、そのうちおよそ3分の2にあたる5,565億円は、クレジットカード会社、家電量販店、携帯電話事業者によって発行されているとみられる。航空会社における最少発行額は、1マイル当たり1.5円換算で626億円となり、全体の7%強となった。
業界別の最少発行額の推移では、2014年度は航空やコンビニエンスストアといった業界の増加額が大きくなっている。これらはいずれも、各社の売り上げ増加が主な要因としてあげられる。
一方、2015年度から2022年度までの期間に発行規模の拡大が見込まれる業界は、クレジットカードやインターネット通販、コンビニエンスストア業界。クレジットカードとインターネット通販については、全体として商取引額が今後も拡大すること、コンビニエンスストアについては、ポイントカードを保有・利用する顧客の割合が高まっていくことが、それぞれ拡大の要因となる。全体として2015年度以降の発行額は堅調に続伸し、2022年度には1兆967億円に達する見込み。