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航空ジャーナリスト・秋本俊二氏、”空港のデジタル化”とファストトラベルを語る【RIMOWAトークイベント】
RIMOWA JAPANは、世界初となるスマートフォンでラッゲージのチェックインを可能にした「リモワ エレクトロニック タグ」を、11月18日より日本でも発売するのに先立ち、前日の17日に東京・表参道で、航空ジャーナリストの秋本俊二氏を招いたトークイベントを開催した。
以下、トークイベントの全文をお送りする。
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作家で航空ジャーナリストの秋本俊二となる。どうぞよろしくお願いいたします。
ー世界初のラッゲージのためのデジタルチェックインソリューション「リモワエレクトロニックタグ」が、いよいよ日本でお披露目になる。デジタル化が進むこの状況にはどんな背景があるのでしょうか。
現在、数年前から飛行機で旅する人が世界中で増えている。一つの大きな理由はLCC、格安航空会社がアメリカで始まって、ヨーロッパに波及して、アジアに広がり、日本にも入ってきた。今まで飛行機で旅したことがなかった人たちが、どんどん乗り始めている。飛行機のメーカー、アメリカのボーイングやヨーロッパのエアバスに聞くと、今後20年で今ある飛行機を2倍に増やしていかないと対応できないだろうと言っている。
ー旅行する人も33億人から73億人になるとの予測もある。
飛行機は増える、それから旅行者も増える、ただ空港は増えない。
ー飛行機は増えるのに。
例えば現時点で一杯飛行機が飛んでいる。空港に準備中の飛行機も止まっている。いま飛んでいる飛行機を全部を降ろしてみようと言ったら、降ろせないんとなる。スペースがないんとなる。今ある飛行機に飛んでいってもらわないと着陸できない。そのくらい増えている。ですから空港は混む一方。そのためには人の導線をなんとかスムーズに、スピーディに変えていかないと、対応できなくなっていく。
ー増大する旅行人口を背景に、各空港、航空会社のサービスのデジタル化が世界的に今後進められていくということですね。
はい、そういうことですね。
ーファストトラベルプログラムが全世界のテーマになっている。
航空会社や空港にとっても、その「ファストトラベル」、つまりいかに人の渋滞なくスムーズにチェックインや荷物の預け入れを終えて、セキュリティチェックを通していかないとそこで渋滞が起こってしまう。国際線の場合はは2時間前までに来て欲しいと、どちらかというと今までは時間余ったのが、今はヨーロッパに行くと2時間前に来たのに、並んでセキュリティを通るまでに時間がかかりすぎて、乗れない人が出てきている。