ANA、ベトナム航空と資本提携

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ベトナム航空との資本提携発表したANA © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年2月

 全日本空輸(ANA)は2016年1月12日に発表した基本合意に基づき、ベトナム航空(HVN)と業務・資本提携に関する最終契約書を5月28日に締結したと発表しました。これにより、ベトナム航空株式の約8.8%を総額2兆4,310億ドン(約117億円相当)で、7月を目途に取得する予定です。

 この提携では10月30日から始まるウィンターダイヤ以降、日本・ベトナム双方の主要な国内線30路線の運航便、および日本-ベトナム間の国際線10路線の運航便に両社の便名を付与し、コードシェア便を実施します。

 マイレージプログラムでも提携し、同時期からANAマイレージクラブ(AMC)会員は、ベトナム航空とコードシェアを行う路線でマイル積算が可能となるほか、マイレージ特典航空券でベトナム航空の全運航便が利用可能となります。

 また、日本とベトナムの就航地における旅客チェックイン、貨物搭降載、地上支援、ケータリング、機体整備などの空港関連業務の相互受委託を順次実施していく予定です。加えて、ANAグループはベトナム航空に対し、事業や運航に関するノウハウの提供やサービス品質向上にむけた業務支援等をおこなうとともに、取締役1名を派遣します。

ベトナム航空は1993年4月に設立。2015年12月現在の保有機材は87機で、国際線・国内線計50路線を運航しています。また、日本航空(JAL)はコードシェア便運航等でベトナム航空と提携しています。