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東海道新幹線の車内業務見直し、パーサーの役割拡大へ 車掌の乗務人数削減
JR東海は、2018年3月を目処に東海道新幹線の車内業務を見直す。
新型の車掌携帯端末を導入するほか、現在は列車ごとに変わっている運転士と車掌の組み合わせも勤務開始から終了まで同一職場の運転士と車掌でクルーを構成することで、イレギュラー時の連携を強化する。現在、運転士と車掌の拠点は東京第一運輸所、東京第二運輸所、名古屋運輸所、大阪第一運輸所、大阪第二運輸所の5ヶ所で、異なる職場の運転士と車掌が乗務することも多い。
また、車内巡回の重点区間として東京〜新横浜駅間と京都〜新大阪駅間を設定し、利用者の状況に応じて柔軟に乗務員を増配置する一方、車掌の乗務人数を3人から2人に削減し、ジェイアール東海パッセンジャーズのパーサーの役割を車内巡回とお客様案内のほかに、新たに異常時対応も加える。これにより、「のぞみ」は現在の車掌3名とパーサー2名の計5名から車掌2名とパーサー2名の計4名へ、「ひかり」は現在の車掌3名とパーサー1名の計4名から車掌2名、パーサー2名の計4名へ、「こだま」では東京〜名古屋駅間のみ現在の車掌3名から車掌2名、パーサー1名の計3名などに変更する。
JR東海では、東海道新幹線車内へ傍観カメラを設置するなどの安全性強化の取り組みのほか、3月からは車内検札の省略を開始している。