ヒルトン、社名と会員プログラム変更　ダイヤモンド会員は1回限り資格の1年延長可能に

ヒルトンは、会員プログラム「ヒルトン・オナーズ」の会員特典をリニューアルした。家族や友人10人までとの無料でのポイント合算、ダイヤモンド会員の資格延長、アメリカのAmazon.comでのポイントを利用した商品購入などの特典を新たに追加した。

不動産事業とタイムシェア事業をスピンオフしたことに合わせて、新しいコーポレートアイデンティティと会員プログラムを刷新し、社名はヒルトン・ワールドワイドもヒルトンに、会員プログラムは「ヒルトンHオナーズ」から「ヒルトン・オナーズ」に変更した。

ポイントとキャッシュを組み合わせて宿泊ができる「ポイント＆マネー」では、2月下旬から「ヒルトン・オナーズ・ポイント＆マネー」スライダーを使い、無料宿泊に交換するポイント数を自由に選択することができるようになる。3月からはダイヤモンド会員に限り、どのような事情であっても1回に限り会員資格を1年間延長することが可能となる。出産、復学、転職なので旅行ができなくなる時期があるという会員からの声が元になったという。

ヒルトン・オナーズでは、自身のスマートフォンで客室を選択できる「デジタルチェックイン」を世界4,700軒以上、アプリ経由で部屋への入室ができるデジタルキー機能を世界約800軒のホテルで提供している。2017年末までには2,500軒に拡大する。ヒルトン・オナーズは入会金・年会費無料、会員数は6,000万人。ヒルトンが運営する世界104ヶ国・地域の4,900軒以上の14ブランドのホテルでポイントを貯め、使うことができる。