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マリオット、モバイルアプリをリニューアル 人工知能で予測サービスの導入も検討
マリオット・インターナショナルは、モバイルアプリをリニューアルし、提供を開始した。
従来から提供している、モバイルチェックイン・チェックアウトや、部屋の準備ができた際に通知する「ルームレディアラート」に加え、部屋のアップグレードリクエストを簡単に行うことができるようになる。ゴールド・プラチナ会員はレイトチェックアウトのリクエストも送ることができる。モバイルリクエスト機能では、到着前から出発後まで、チャットでスタッフと会話を行うことができる。年内には世界500軒以上のホテルにモバイルルームキーを導入し、フロントでの手続きを行うことなく、部屋へ向かうことができるようになる。また、所在地や興味のある地点から至便なホテルを絞り込み、後から予約することができるブックマーク機能、すでに予約済みであるか以前検索したホテルの情報に基づいて、デジタルマガジン「Traveler」から選別されたオリジナルコンテンツを配信する機能も加えた。ユーザーインターフェイスは、片手でも操作できるよう、人間工学にも基づいて開発した。
すでにiOS向けの英語、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に対応したアプリは提供、今後はAndroid版もリニューアルする予定。今後、リアルタイム機能「mPlace」を追加する計画で、利用者に対して旅行やホテルの情報、サービスについて適切なタイミングで情報を提供していく。将来的にはデータを基に利用者の好みを事前に予測して提供するサービスを計画しており、旅行中に決まってエクササイズをする利用者には、フィットネススタジオの場所や営業時間、サービス内容を通知するといったものとなる。さらに、プールサイドなどどこであっても、レストランやルームサービスのメニューを注文できるようにする。
Googleの調査によると、74%の人が少なくとも1つの旅行アプリをダウンロードしており、ダウンロードしたアプリに愛着を持つ傾向にあることから、利用者との強固な関係を築くことができることを期待しているという。