日台の鉄道会社と空港が相互連携 旅客の利便性と沿線の認知度向上目指す

南海電気鉄道、関西エアポート、桃園大眾捷運(桃園メトロ)、桃園国際空港は、日本と台湾における旅客の利便性向上と沿線エリアの認知度向上を図る共同サービス提供を視野に、連携する覚書を締結した。

出発地から目的地までの鉄道乗車券類の相互販売など、両空港の利用者に対してサービス向上の実現に向けた協議を進める。また、関西国際空港と桃園国際空港の両空港周辺や、南海電気鉄道と桃園メトロの沿線にある観光地を活用した交流なども目指す。具体的内容は決定次第発表する。空港運営会社と市内を結ぶ鉄道会社が協力してサービスを提供する取り組みは、日本で初めて。

桃園メトロは、桃園国際空港を経由して台北市街と桃園市を結ぶ鉄道で、3月に開業した。桃園国際空港は1979年に開港した、台湾最大の国際空港。