ジェットスター・アジア航空、沖縄/那覇〜シンガポール線に就航 デイリー化も視野

ジェットスター・アジア航空は、沖縄/那覇〜シンガポール線をきょう11月17日より開設した。

シンガポールを午前1時50分に出発し、沖縄/那覇に午前8時に到着する3K791便と、折り返しの沖縄/那覇を午前8時55分に出発し、シンガポールに午後1時15分に到着する3K792便を月・金・日曜の週3便運航する。沖縄/那覇への定期便の乗り入れは初めてで、ジェットスターグループとしてはジェットスター・ジャパンを含めた2社が乗り入れることになる。沖縄/那覇と東南アジアを結ぶ路線は、ピーチがバンコク/スワンナプーム線を運航しており、2路線目となる。

初便となる3K792便は、定刻より5分遅れの午前8時5分に那覇空港に到着し、ウォーターキャノンによる歓迎を受けた。到着ロビーでは歓迎式典が開かれ、ジェットスター・アジア航空バラタン・パスパティ最高経営責任者(CEO)、ルイ・タック ユー在日シンガポール大使、沖縄県文化観光スポーツ部嘉手刈孝夫部長、沖縄観光コンベンションビューロー前田光幸専務理事らが出席し、鏡開きで就航を祝った。

バラタン・パスパティCEOは、式典後に開いた記者会見で、初便は往復ともにほぼ満席であることに触れ、「良い状況が続けばデイリー化も視野に入る。」と期待感を示した。シンガポール発は深夜で、オーストラリアや東南アジア諸国からシンガポールに到着後、約2時間から3時間の乗り継ぎ時間で沖縄/那覇行きに乗り継ぐことができるスケジュールであることから、乗り継ぎでも多くの利用が見込まれるとした。沖縄/那覇からは東京/成田、名古屋/中部、大阪/関西の3都市へジェットスター・ジャパンでアクセスできる。日本国内からシンガポールへ向かう場合の同日乗り継ぎはできない。

那覇空港の国際線ターミナルは乗り入れ航空会社が増加しているため、国際線ターミナルを拡張する工事を行っている。チェックインカウンターや駐機場も増設する。完成は2018年12月となる見通し。

ジェットスター・アジア航空は、シンガポールのウェストブルック・インベストメントが51%、カンタスグループが49%を出資。ニュースター・ホールディングスが運営管理をしている。2004年12月に初就航し、現在は18機のエアバスA320型機でシンガポールを拠点に13カ国25都市に乗り入れている。日本には大阪/関西に台北/桃園とマニラ経由で乗り入れており、日本国内の就航都市は2都市に増加した。

■ダイヤ
3K792 沖縄/那覇(08:55)〜シンガポール(13:15)/月・金・日
3K791 シンガポール(01:50)〜沖縄/那覇(08:00)/月・金・日

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